以前の本ブログで米価と賃金について触れました。政府備蓄米の放出が開始されたとの報道があり*1、ひとりの消費者としては米の小売価格は安定するに越したことはないと思ういっぽう、米価の上昇をどう思うかと問われれば上昇の程度や内…
月: 2025年3月
「昇給制度の歴史」 ほぼほぼ日記(145)
前々回ブログで紹介した昭和35年発行の『わが国賃金構造の史的考察』に、このところハマり気味です。今回は昇給制度についての記述に触れてみたいと思います。それによると昇給制度の歴史は、 「戦前においても職員は昇給制度の下で年…
「リバタリアンと能力主義」 ほぼほぼ日記(144)
つい先日、特集タイトルに惹かれて買った雑誌の記事に考えさせられました*1。 その記事は、台頭するテックビリオネアと民主主義との相性を指摘したものでした。テックビリオネアたちは個人の自由や自己決定権を最大限に尊重するリバタ…
「職務給議論」 ほぼほぼ日記(143)
古い書籍ですが、昭和35年に発行された『わが国賃金構造の史的考察』という名著があります。冒頭の序論だけを読んでも現代の人事屋の心に突き刺さるものがあります。長文で恐縮ですが一部を引用してみたいと思います。 「さらに、最近…