ある本に次のような問いがありました(一部修正しております)。 「スーパーの非正規雇用で働く勤続10年のシングルマザーと昨日入ってきた高校生の女の子とが、なんでほとんど同じ時給なのか?」*1 この問いには3つの回答があるそ…
「横丁の珈琲豆屋」 ほぼほぼ日記(番外)
近所にある老練のマスターが営む珈琲豆屋さんがいつまでも続いてほしくって足繁く通っています。特にトラジャ豆が絶品です。 福田和也の著書『保守とは横丁の蕎麦屋を守ることである』に曰く「日常的に通う店、つまりは自分の生活スタイ…
「歩」 ほぼほぼ日記(132)
歌は世につれ世は歌につれ、北島三郎が歌った「歩」は1970年代の代表曲でしょう。 この曲は1976年(S51年)発表ですが1970年代は日本的経営が確立した時代で、日本の格差が最小になった時代、「一億総中流」という流行語…
「タイミーさん」 ほぼほぼ日記(131)
1日数時間だけ働くスキマバイトという働き方が定着しつつあります。新たな労働階級の誕生なのか?それとも人的資本経営がいう多様な人材の活用なのでしょうか?先日あるネット記事に「タイミーさんがタイミーさんを指導する」というもの…
「最低賃金1,500円」 ほぼほぼ日記(130)
衆議院議員総選挙があります。今回の選挙で「最低賃金の引き上げ」を多くの政党が訴えています。公約には金額が明記されるものそうでないものありますが1,500円がひとつの目標・目安とする場合が多いようです。地域別最低賃金は全国…
「富岡製糸場」 ほぼほぼ日記(番外)
国宝であり世界遺産でもある富岡製糸場を訪れました。このブログで以前に紹介した『職工事情』や三島由紀夫『絹と明察』で綴られたようなことが実感できました。特に「西置繭所」と「社宅76」が印象的でした。 西置繭所には盛んだった…
「お米の品種」 ほぼほぼ日記(129)
今夏は米不足の報道が盛んでした。各地で収穫されている令和6年産の米価格は、はたしてどうなるのでしょうか。先日愛知県のある農業経営者のご支援で側聞したところでは、小売価格が令和5年産に比べて1.5~2倍にもなる情勢で、ただ…
「カイゼンの急所?」 ほぼほぼ日記(128)
仕事がら製造業の企業診断に従事することがあります。製造業の現場を拝見し、経営者のお話を頂戴し、診断・提案することになります。企業診断のときいつも感心することが製造業の現場で長年にわたり技術者によって伝えられてきた知恵です…
「人事理念の高位均衡」 ほぼほぼ日記(127)
秋は企業内研修会や会議のシーズンです。たとえば、新任管理職研修、中でも人事評価やフィードバックの研修が挙げられます。こういった研修会で受講者からよく寄せられる質問が「評価基準があいまい」「何を基準にしてよいか不安」といっ…
夏の読書感想『賃金とは何か』 ほぼほぼ日記(126)
夏休みの宿題の定番だった読書感想文が絶滅の危機にあるのだそうです(「自由研究・読書感想文は絶滅の危機? 令和の小学生の「夏休みの宿題」が激減している理由」2024/8/18 10:02配信 集英社オンライン)。苦労した思…