このごろ私は1970年代が気になることが多くなりました。たとえば、今年開催される大阪万博の話題を聞くたびに1970年の大阪万博を思い出したり(幼かった自分も行ったようですが実は記憶にないのですけど)、カラオケでは1970…
「分限処分」 ほぼほぼ日記(139)
「分限」を国語辞書で調べると「身分/身のほど」ということだそうですが、公務員人事の世界では分限という用語は免職とセット、つまり解雇と同じ程度で使用されます。公務員の解雇は制度的に慎重に進められ、たとえば政治信条を理由にと…
「merit-based」 ほぼほぼ日記(138)
新しいアメリカ大統領、トランプ氏が就任式の演説の中で次のようにお話になりました。 We’ll forge a society that is color-blind and merit-based. 演説内容…
「発掘と登用」 ほぼほぼ日記(137)
「人材育成」とか「人材確保」とよく言うが、おかしいのではないか?と言われハッとします。古い書籍にこのような指摘がありました。 「育成や確保と言うが、これは「使いやすい人」という意味にとれる。これを書いた人は、自分が上に立…
「松岡駒吉」 ほぼほぼ日記(136)
(新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。) 松岡駒吉という人物がいました。明治21年に生まれ、機械工見習いとなり、大正時代に鈴木文治が創立した友愛会に参加しました。以来、一貫して民主的…
「智識を世界に求め」 ほぼほぼ日記(135)
次のような話が紹介されていました(出所は失念しましたが)。 「日本の社長はアメリカの社長が従業員を解雇できてうらやましく思い、アメリカの社長は日本の社長が従業員を人事異動できてうらやましく思う。」 これは日米の人事管理の…
【お知らせ】年末年始休業日につきまして
平素はひとかたならぬご厚情にあずかり、心より御礼申し上げます。今年の年末年始休業日は2024年12月28日(土)~2025年1月5日(日)とさせていただきますので、なにとぞご了承下さいますようお願い申し上げます。
「学歴による序列化」 ほぼほぼ日記(134)
ある市長が市議会における答弁で学歴差別ともとれる不適切な発言をしたとして提訴されました*1。どのような経緯であったかは報道を通じて知るだけですが、企業誘致に関して市長が、「工場勤務は基本的には高校を卒業したレベルで頭のい…
「10年目vs学生」 ほぼほぼ日記(133)
ある本に次のような問いがありました(一部修正しております)。 「スーパーの非正規雇用で働く勤続10年のシングルマザーと昨日入ってきた高校生の女の子とが、なんでほとんど同じ時給なのか?」*1 この問いには3つの回答があるそ…
「横丁の珈琲豆屋」 ほぼほぼ日記(番外)
近所にある老練のマスターが営む珈琲豆屋さんがいつまでも続いてほしくって足繁く通っています。特にトラジャ豆が絶品です。 福田和也の著書『保守とは横丁の蕎麦屋を守ることである』に曰く「日常的に通う店、つまりは自分の生活スタイ…