今春、労働条件明示ルールに関する省令が変更されました*1。これからは労働契約締結時に就業場所・業務の変更範囲を示す必要があります。厚労省のパンフレットによれば、この変更範囲は「会社が定める業務」「会社が定める営業所」とい…
コンサルほぼほぼ日記(112)
『職工事情』という本があります*1。はしがきによれば、明治政府の農商務省が行った当時国内の労働事情に関する調査書とのことです。日本の産業革命期の労働条件を赤裸々に記録した史料で、そのあるがままさ故に太平洋戦争前は公刊が許…
コンサルほぼほぼ日記(番外)
今年のゴールデンウィークは朝早く名古屋を出て京都へいってきました。京都駅周辺は大いに賑わい、オーバーツーリズムによる満員バス問題の解消に貢献(?)しようと、単独徒歩で五条まで。目的地は河井寛次郎記念館でした。先日ある美術…
コンサルほぼほぼ日記(111)
前回触れた「アルムナイ採用」。アルムナイとは卒業生のことを指すそうです。アルムナイは採用だけでなく、退職者ネットワークとしての活用も期待されているとか。以前、ある企業の人事担当者とお話しておりましたら、その企業もアムルナ…
コンサルほぼほぼ日記(110)
新年度がスタートし、まだ4月というのに早くも退職する新入社員のことが話題になっています*1。退職代行という新手のサービスのことは置くとして、この事情は昔からあったことですし、辞める若者にも経営者や人事担当者にも同情をせざ…
コンサルほぼほぼ日記(109)
人事評価者研修の場で、ある評価者から「嘱託社員やパート社員の能力評価はどのようにしたらよいか」とご質問がありました。かつての上司であったり先輩である嘱託社員、自分より経験年数の長いパート社員の能力を評価するなんて難しい、…
コンサルほぼほぼ日記(108)
週休3日制が徐々に導入されるようになってきました。ある資料によると完全週休2日より休日が多い制度を導入している企業の割合は令和5年の時点で7.5%と*1、まだ割合は小さいようですが増加傾向にあるそうです。また、公務員制度…
コンサルほぼほぼ日記(107)
「コーオプ教育(Cooperative Education)」という言葉を恥ずかしながら初めて知りました。ある大学のウェブサイトの解説を要約すると「コーオプ教育は座学と現場における就業体験を融合させた教育制度で、大学と企…
コンサルほぼほぼ日記(106)
今年の大河ドラマは平安時代を描いていて、その中で天皇の側近ポストをめぐる様子が繰り広げられています。筋書きの影響もあって、古代の官僚人事は世襲本位であった印象ですが、史実によると意外にも現代にも通じる能力本位な人事を行お…
コンサルほぼほぼ日記(105)
2024年春闘の報道では主要企業が昨年に引き続き満額回答したことや、中には労働組合の要求額を超える回答があったと報じています。この流れが中小企業にどのように波及するかが注目です。 こんな中で、日本郵政グループの報道に目が…